毎日・世論フォーラム
第339回
2022年1月18日
笹川平和財団上席研究員 渡部 恒雄

テーマ
「米中対立の構造と日本の戦略」

会場:ホテルニューオータニ博多

安全保障、経済で競う米中
日本の役割は

渡部 恒雄 笹川平和財団上席研究員
渡部 恒雄 氏

プロフィール

渡部 恒雄
(わたなべ・つねお)

 1963年、福島県生まれ。88年、東北大歯学部を卒業後、社会科学を学ぶために米国留学。ニューヨークのニュースクール大学で政治学修士課程を修了し、95年、ワシントンDCのCSIS(戦略国際問題研究所)に入所。日本の政党政治、日米関係、アジアの安全保障などを研究した。2005年に帰国し、三井物産戦略研究所、東京財団を経て17年10月から現職。著書に「2021年以後の世界秩序」など。故・渡部恒三元衆院副議長の長男。

 笹川平和財団上席研究員の渡部恒雄氏が1月18日、福岡市のホテルニューオータニ博多で開かれた毎日・世論フォーラム第339回例会で「米中対立の構造と日本の戦略」と題して講演した。
 渡部氏は、米中関係について「安全保障と経済で競争に入った」と指摘し、「日本は米国や地域の安定にとって重要なプレーヤーだ。インドや豪州、韓国、欧州といった国々を巻き込んで、日本は地域の秩序を守らなくてはならない」と述べた。
 また、米バイデン政権は「関与(エンゲージメント)政策により、中国を国際ルールを守る方向に誘導することには失敗した」との認識を持っていると解説。米単独の力の限界を理解してインド太平洋の地域諸国と共に勢力の均衡を維持し、米国と利益を共有する秩序を作ることを目標にしていると分析した。台湾有事については「中国側に『一方的に軍事侵攻してもうまくいかない』と思わせる態勢を日米で作っておくことが重要だ」と語った。
(講演要旨は準備中です)

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