毎日・世論フォーラム
第363回
2024年6月27日
日本維新の会代表 馬場 伸幸

テーマ
「古い政治を打ち破れ。」

会場:西鉄グランドホテル

活を入れないと日本の政治は良くならない/
自民、立憲を批判

馬場 伸幸 日本維新の会代表
馬場 伸幸 氏

プロフィール

馬場 伸幸
(ばば のぶゆき)

 1965年、大阪府生まれ。83年、府立鳳(おおとり)高校を卒業し、オージー・ロイヤル(現・ロイヤルフードサービス)で調理師として働いていたが、86年から中山太郎元外務大臣の秘書を務め、政治家への道を歩み始める。
 93年の堺市議補選で初当選、2011~12年に市議会議長。12年の衆院選(大阪17区)で初当選し、国政に転身。現在、当選4回。衆議院憲法審査会幹事、衆議院国家基本政策委員会委員。
 維新の党では国会対策委員長、選挙対策委員長代行、衆院憲法審査会幹事。日本維新の会では幹事長、共同代表を務め、2022年に党代表就任。
 24年3月の党大会では、次期衆院選で与党を過半数割れに追い込み、野党第1党を獲得する、との方針を採択。「自民党に代わる政権政党を目指す」と宣言した。

 毎日・世論フォーラムの第363回例会が6月27日、福岡市中央区の西鉄グランドホテルで開かれた。例会では、日本維新の会の馬場伸幸代表が「古い政治を打ち破れ。」と題して講演。「もたれ合い、ぬるま湯につかっている」と、自民、立憲民主両党を批判したうえで「熱湯を入れて震え上がるくらい活を入れないと日本の政治は良くならない」と述べ、次期衆院選で野党第1党を目指す考えを強調した。
 政治とカネの議論については、自民党総裁の岸田文雄首相との会談で合意した、国会議員に月100万円支給され、使途の公開義務がない調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費)の見直しを自民が先送りしたことに「『だまされた方が悪い』という理屈が通るのであれば夢も希望もない」と非難。立憲が政治資金パーティーの禁止を訴えながら幹部がパーティーを計画していたことには「有言不実行だ」と断じた。

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