1954年、北九州市小倉北区出身。小倉高校卒業後、中央大学法学部に進み、77年、福岡県庁入庁。2021年4月の知事選に無所属で出馬し、99万票余りを得て初当選。福岡県初の県庁生え抜きの知事となった。
入庁後は主に財政畑を歩み、06年には旧自治官僚の出向者が独占していた財政課長に生え抜きで初めて就任。その後、総務部次長、福祉労働部長などを経て、11年に副知事就任。17年に筆頭格の副知事となってからは、県議会との調整や県選出有力国会議員とのパイプ役としても力を発揮した。
「県民をど真ん中におき、何をやるべきか必死に考え、もがいてきた」と、この3年間を振り返ったうえで、今後も県民の命と健康、生活を守ることを第一に、「1000億円の人づくり」「県内GDP20兆円への挑戦」「安全・安心で活力ある社会づくり」の3つの柱に基づく施策を展開し、未来を見据えて、福岡県の成長・発展の歩みを進めていくと強調する。