毎日・世論フォーラム
第377回
2026年3月16日
毎日新聞専門編集委員 伊藤智永 氏

テーマ
「高市長期政権の条件」

会場:ホテルニューオータニ博多

営利目的のSNSが投票行動に影響

伊藤 智永 毎日新聞専門編集委員
伊藤 智永 氏

プロフィール

伊藤 智永
(いとう ともなが)

 東京大学文学部卒。1986年、毎日新聞社入社。浦和支局(現・さいたま支局)を振り出しに、91年・政治部。経済部、福岡報道部デスク、外信部を挟み、永田町・霞ケ関を取材。2009~12年、ジュネーブ特派員を務め、国連欧州本部、「アラブの春」、ギリシャ経済危機、欧州留学時の金正恩・現朝鮮労働党総書記の足跡などを取材。帰国後はオピニオン担当編集委員、専門記者兼論説委員を経て現職。政治コラム「時の在りか」を5年半連載、現在は土曜朝刊にコラム「土記」を執筆中。
 著書に「靖国と千鳥ケ淵 A級戦犯合祀の黒幕にされた男」(2016年、講談社+α文庫)、「『平成の天皇』論」(2019年、講談社現代新書)など。

 毎日・世論フォーラム(毎日新聞社主催)の第377回例会が3月16日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で開かれ、毎日新聞専門編集委員の伊藤智永氏が「高市長期政権の条件」と題して講演した。
 伊藤氏は、自民党の安定した政権基盤につながった2月の衆院選を振り返り、「近年の選挙は、営利目的のSNSが有権者の投票行動に影響を及ぼしている」と現状を指摘。「選挙のSNS利用に何らかの法規制も検討すべきではないか」と問題提起した。
 また、米国とイスラエルが続けるイランへの軍事攻撃を巡り、トランプ米大統領が原油輸送の要衝ホルムズ海峡での船舶護衛について日本などの協力に期待を示していることに触れ、「高市早苗首相の対応によっては世論に影響を与える可能性がある」と述べたうえで「重大な法案を通したり、イラン攻撃へ対処したりといった決定を担う議会にもSNSが影響を与えており、果たしてそれでいいのか」と疑問を呈した。

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